こんにちは。
着物クリーニング、お手入れ専門店 千成屋の香川です。
1月から更新しようと思いつつ、2月は逃げると言われるがごとく、2月に逃げられ、
更新が3月になってしまいました。こちら豊岡は2月、記録的な大雪で大変でした…。
毎年、寒さは厳しいですが、それほど積もらないものです。しかし今年は1b積もりました。
こんなに降ったのは、28年ぶりだそうです。
3月になりようやく寒さもまだ和らいできたような気がします。
この寒さで、お家は暖房などかけられていたと思います。
寒暖の差が激しいとカビが発生しやすくなります。
お部屋の湿気から、収納してあるお着物も湿気が多くなっていることが考えられます。
この3月、収納されているお着物のチェックを今一度していただきたいと思います。
カビを見つけたら、こすらず、触らず、
着物クリーニングをお願いいたしましょう。
本日は、お着物でよくある、カビでお色が剥げてしまうというお話をさせて頂きたいと思います。
お客様での依頼で、多いのは、
喪服のカビです。見つけやすさもあると思います。
白カビが発生している場合、カビが濃く入っている場合、表面だけの白カビの場合、
同じお着物に発生していても、所々カビの入り方が違ってきます。
とれるカビ、とれないカビとありますが。お手入れを行うことで、カビはとれます。
しかし、そのカビによって、お着物の色が剥げている場合があるのです。
カビが色を剥げさせてしまったという状態です。
白ぼっく擦れたような状態やまだカビが取れてないように白が見える状態。
また、喪服でしたら、着物全体の黒色が、仕立て上がりのころの黒色とは違う、
冴えない黒とも言いますか、剥げたような黒のような色へと変色していくのも
カビが色を剥げさせているという状態になります。
クリーニングをすることにより、取れるカビは綺麗になるのですが、
剥げてしまったものはどうしようもありません。
ここで、色かけ、色たしなどという加工を施す場合もあります。
喪服など濃い色のお着物によくあることですが、
剥げてしまった部分を剥げていると思わず、気になって擦ってしまいました。
すると、そこが反ってまた白くなってしまって…。という、事例です。
白っぽくなったところは、擦らないようにしましょう。
カビでもあるかもしれませんが、剥げている、色落ちしていることが考えれるのです。
擦ったがために、取れなくなってしまった、取れにくくなってしまうことが多々あります。
剥げている部分が余計に深く剥げてしまったということもあり得ます。
お着物の剥げには気を付けてください。
ぜひ、着物、帯等、
着物クリーニングについてのQ&Aもご覧ください。
URL
http://www.kimono-kirei.jp着物クリーニング【千成屋】着物・和服・浴衣・法衣・袈裟などの宅配クリーニング。
posted by きものキレイ at 14:42| 兵庫 ☔|
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着物のカビ
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