こんにちは。
着物クリーニング、お手入れ専門店 千成屋の香川です。
5月もまだ終わってないというのに、こちら豊岡は梅雨入りしてしまいました。
春らしい、爽やかな日が少なく、春は一体何処に行ってしまったのでしょうか?
さて、春らしい季節が続く間に皆様に虫干しのご案内を差し上げようと思っていたのですが、
今年は、春の虫干しのタイミングが取れませんでした。
皆様は、春にお着物の虫干しされましたか?
梅雨に入ってしまったので、お着物のカビについてご紹介させて頂きたいと思います。
お着物のカビを発見しやすいのは、喪服(黒いお着物)です。
白カビが生えている事により、気づかれる方が多いです。
しかし、その前から、匂い、手触りでカビが発生している事も判断する事が出来ます。
喪服などは特に、タンスに収納し続けている方が多く、
いざ着用しようと出してみると、
白カビが出ていた、カビの匂いがしていた、
なんとなく湿気ているような手触りなど様々なカビです。
喪服に限らず総てのお着物においてカビの発生を抑える方法は色々とあります。
@お着物を着る機会があれば、ドンドン着用していきましょう。
お着物を着ることによって、着物を風に当てることが出来ます(虫干しと同じ効果です)。
また、着用後お手入れする事で、
長年収納していてカビの発生しかけのお着物をよみがえらすことが出来ます。
A長年収納されているお着物は一年に1回以上は虫干ししましょう。
とくにちりめんのお着物は湿気で黄変などでやすいので、
長年収納されている方は、一年に1度はお着物のチェックも含めて、
虫干しはしたほうがいいと思います。風に通すことで、カビの発生を防ぐ事が出来ます。
Bお着物の収納タンスは風通しの良い場所で、除湿剤などを使い上手に湿気を管理しましょう。
収納タンスは桐や紙など、通気性のよいものが優れています。
また、缶の箱などは通気性が失われますのでやめましょう。
除湿剤、除湿機も有効ですので、活用された方がいいと思います。
C数十年収納されているお着物は、たとう紙を交換しましょう。
たとう紙も湿気を吸いきってしまえば、
飽和状態になり中のお着物に湿気が回ってきます。
昔は天日に干して、もう一度使用していたこともあるようですが、
交換してしまった方がスッキリして、手早く出来ると思います。
Dお着物は着用後、お手入れに出してから、収納しましょう。
着用後、何日か干して収納される方がおられますが、
皮脂の汚れなど目に見えない汚れが付着しています。
そのまま、収納されると、見えない汚れが収納中に、
黄変になる事もあり、その後お手入れに出しても取れないことも有ります。
折角の高価なお着物、取れないしみが出来てからよりも、
予防の意味でお手入れ後の収納をお勧めします。
この他にも、あると思いますが、大まかに紹介させて頂きました。
また、カビが発生してしまったら、
着物クリーニング、お手入れの専門店でお手入れされる事をお勧めします。
今年は特に、梅雨入りが早いので、カビの発生が危惧されます。
皆様、保管にお気をつけください。
お得な
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http://www.kimono-kirei.jp着物クリーニング【千成屋】着物・和服・浴衣・法衣・袈裟などの宅配クリーニング。
posted by きものキレイ at 14:58| 兵庫 ☔|
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着物のカビ
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